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“ある時”から飛行機が怖くなくなりました

投稿日 2019年09月17日

ハートの雲と飛行機

 

9月20日は“空の日空です。“海の日海“山の日山みたいに祝日日本国旗にはなっていませんが、記念日という扱いです。

 

1940年(昭和15年)9月28日に制定された「航空日飛行機が名前を変えて「空の日」となりました。
その起源は1910年(明治43年)、徳川好敏、日野熊蔵の両陸軍大尉が代々木練兵場で日本初の動力飛行を披露した時から30年目という節目にあたるということでした。

 

10万人もの見物客がこの初飛行を見守ったということで、当時はとても関心の高かった出来事のようですが、1903年に“世界初”の動力飛行を成功させたライト兄弟赤いプロペラ機は歴史的にとても有名ですが、7年後の“日本初”は日本においてもあまり知られていない感じですね。

 

他に1940年は日本初代の天皇と言われる、神武天皇が即位して2600年目にあたり、何か祝典行事をしようという計画が進められていたことと相まって記念日となったのですが、現在は当初と日付が変わっています。

 

制定された当時は9月20日ではなく、9月28日でした。「航空日」が9月20日になったのは、その翌年のことです。そして1992年(平成4年)には「航空日」「空の日」と改名し、9月20日から30日まで期間に「空の旬間(じゅんかん=10日間を期間として官公庁主体で行われる行事)」も設けられ、現在に至ります。

空の日がなぜ9月20日に変更になったのかには特別な意味はないそうですが、9月20日が晴れ赤い太陽の特異日(統計上高い確率で晴れになる日)だからとも言われています。

 

空の日には「空の日フェスティバル」「スカイフェスタ」など全国各地でさまざまなイベントが行われています。
管制塔を見学したり、航空教室が開かれたり、小型飛行機の空中飛行といったイベントや体験イベント、会場によってはご当地グルメまんが肉イベントなどが開かれ、賑わいを見せているそうです。

 

「飛行機飛行機は車青い車よりもよほど安全な乗り物だ」と言われますが、若い頃は飛行機が揺れるととても怖いと思っていました。仕事で出張が増え、飛行機に乗る機会が多くなっていた時に、仙台へのフライトで「仙台空港強風のため、近隣の福島空港に着陸する可能性がございます」というアナウンスが流れました。しばらくすると着陸体勢に入ったので「大丈夫だったんだ照れ笑い」と思い、どんどん高度を下げていく様子を窓からのぞいていました。

 

もう滑走路が足元近くに見え、もうすぐランディングという少し前で大きくグラッと機体が揺れ、「地面に接触する!!」と思った後、そのまま滑走路を着陸しないで通り過ぎ、再び上空へと上っていきました。その一番恐怖の瞬間に、私の5つほど前の席に座っていた外国人の男性2人がジェットコースターのように両手を挙げて「ヒャッホー!!」と叫び、その陽気さに、怖くて心臓がドキドキしていた私も思わず笑ってしまいましたビッグスマイル(内心の恐怖を誤魔化すためのヒャッホーだったと思いますが)。

 

上空に上がった飛行機はしばらく何のアナウンスもないまま飛んでいたのですが、しばらくして「風が治まってきたとの情報で、再び仙台空港にトライします。」とアナウンスが入りました。ついさっきとても怖い思いをしたので「え~もういいよぉ、風のない福島空港に降りていいよぉ大泣き」と思いましたが、今度は普通に着陸できました。仙台空港ではグランドホステスさん達が並び「大変でしたね」と言葉をかけて出迎えてくれました。それ以来大袈裟ですが「いつ死んでもいいと思えるように日々心置きなく生きよう」などと思うようになり、飛行機の搭乗中にあまり怖いと感じなくなりました。(ただ単に歳を重ねて図太くなったのでしょうか…困り顔

 

空というと、皆さん空色のを思い浮かべますが、なぜ青いかには理由があります。以前に海の色のブログの中でも書きましたが、太陽の光の中には7色の、波長のそれぞれ違う光蛍光灯が含まれています。

https://www.hadaemi.com/blog/wp-admin/post.php?post=2385&action=edit

太陽光は地球の大気圏(空気層)に入ると空気中の酸素や窒素の分子にぶつかり、光の向きが変わります(散乱といいます)。その際波長が長いので細かい分子の間をスイスイとすり抜けていくのですが、波長が短い青の方は細かい分子にぶつかる確率が高く、青い光があちこちにちらばりやすくなって、空は青く見えます。青以外の光は分子にぶつからずに私たちの目に届くので、普通に太陽の光として認識しています。

 

日中に太陽赤い太陽が真上に見えている時は、波長の短い青の光だけが散乱しているのが目に届き、に見えているのですが、夕方、太陽が沈んでくると自分たちから見て太陽の位置が真上から横に移動していきます。
そうすると、太陽と自分が立っている場所の距離が長くなり、波長の長い赤い光が空気中の細かい分子にぶつかって散乱するようになります。そして、日中に見えていた波長の短い青い光が今度は見えなくなっていき、波長の長い赤い光散乱した空を見ることになるので、夕方には空が赤く見えます。

 

つまり、日中は太陽との距離が短いので、先に散乱する(散乱しやすい)が散らばっている状態を見ているのですが、夕方太陽との距離が長くなると、後から散乱するの方が見える距離になり夕焼けは赤く見えるということです。

 

雲が白いのは空気中のちりや水蒸気など(青い空の細かい分子よりも大粒のもの)が太陽の光のすべての波長反射しているために白く見えます。しかし例えば遠くにある雷雲入道雲を横から見ると、太陽をまともに受けているので雲はかがやくような白に見えますが、この雷雲の真下にいる人には、この雲は真っ黒黒い雲に見えます。なぜなら、厚い雲の下にいると、厚い雲が太陽の光をさえぎって雲があまり太陽の光を反射できないからです。それで、影になった雲は黒く見えるというわけです。

 

“空の日”にちなんで空の色がなぜ見えるかをお伝えしてきましたが、“空の日”には“海の日”や“山の日”と違って、「空の恩恵に感謝する日」という部分はないんだと気づきました。「空の恩恵」と言われても、人間は飛行機などを使わないと空に行くことはできないので、海や山から何かを採取するように空から採取することはできません。だから祝日にはならなかったのかもしれませんね納得顔。せっかくの記念日ですから「広い空が世界中地球儀どこにでもつながっていて、飛行機があるおかげで、便利に世界へ行くことができる」ということに感謝する日にしたいと思います照れ笑い

 

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HADAEMI KYOTO 店長 竹村禎子
カラー&イメージコンサルタント
・文部科学省後援 ファッションコーディネート色彩能力検定1級

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・商工会議所認定 カラーコーディネーター検定(ファッション色彩)1級
・文部科学省後援 色彩士2級

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