暗い色の服が似合わないんですが、着ることはできませんか?
暗く深みのある色は欧米では“ジュエルカラー”と呼ばれ、ゴージャスなイメージや、少しオリエンタルなイメージに装われたりする人気の高い色です。日本人の私達にとっても、鮮やかで派手な色よりも、落ち着いて見えて使いやすいということで、市場には比較的多く出回る色ですが、中には少々難しいというタイプの方もいらっしゃいます。
肌色や髪色が明るく、ソフトな質感の方はパステルカラーなどの明るい色が似合い、暗い色の服を着ると、重たく、沈んだ印象になってしまいがちです。そういう方には、明るい色が似合うことが大前提ですが、いつも似たような明るい色ばかり着ていると飽きもきますし、「季節によって変えたい」とか「たまには違うイメージの色も着てみたい」などと思われたりすることもあると思います。
明るい色が似合う方が暗い色にトライされるには、2つのことに気をつけてください。
1つ目は、色自体の選択を考えてみること。
暗い色の中でもバリエーションがあるので、やや明るめの色を選んでもらう方が似合いやすくなります。
例えば、日常に使いやすいベーシックカラーの中から、代表的なダークカラー4色を取り上げると、
避けたい色 | 選びたい色 | |
---|---|---|
グレー系 | ダークグレー | ミディアムグレー |
ネイビー系 | ダークネイビー、ネイビー | ライトネイビー |
ブラウン系 | ダークブラウン、ブラウン | ライトブラウン、ココア |
ブラック系 | ディープブラック | オフブラック |
このように、選ぶ色によって暗めの色も似合ってきます。
そして、2つ目の方法は、素材を選ぶことです。
色がかなりダークであっても、素材感でこなせるものが出てきます。
例えば暗い色の代表の黒で見てみると、
避けたい素材 | 選びたい素材 | |
---|---|---|
ブラック |
強い素材の黒 深いまっ黒に見える素材 |
透け感のある素材の黒 モヘアなど柔らかく見える素材の黒 |
など、肌色が透けたり、優しい黒に見えるようなものであれば、意外に「これならいける!」と思える黒に出会えます。
他のダークな色でも同じことが言えます。
暗い色でも、素材を選んで、重く見え過ぎない工夫をすると、使える暗い色を増やすことができます。
もちろんこれは、素材の雰囲気によってその方のイメージに合う、合わないなんかも出てきますので、お買い物をされる際には、必ず試着をして確認してくださいね。